web広告、街頭広告

料金形態

web広告/街頭広告

リスティング広告（検索連動型広告）

料金の発生方法といたしまして「クリック課金制」を核としていますが、その費用対効果と単価は、単純な入札額ではなく「広告の品質」に大きく左右される点が最大の特徴です。実際に支払うクリック単価は、広告主同士のリアルタイムオークションによって決まります。
ただし、このオークションは「入札額の高さ」だけで勝負が決まるわけではありません。また広告がGoogleやYahoo!などの検索結果ページに表示されただけでは費用は発生しません。ユーザーがその広告に興味を持ち、クリックして自社のウェブサイトに遷移した時点で初めて料金が発生します。そしてリスティング広告は広告費用が無駄になりにくいです。クリックするユーザーは「そのキーワードで検索し、表示された広告に興味を持った」という明確なニーズを持っているため、費用対効果の高い集客が期待できます。

コンテンツ広告（バナー広告）

コンテンツ広告では「クリック課金制」と「インプレッション課金制」から広告の目的に応じて愉快分けることができることが料金としての特徴です。
クリック課金制では広告がどれだけ表示されても、クリックされるまで費用は発生しません。費用をかけても、とにかく見込み客をwebサイトに集めたい場合に有効です。特にリターゲティング広告（過去にサイトを訪れた人に再表示する広告）などのコンバージョンに近い層（商品購入などの企業が設定した最終的な目標を達成すること）への配信で利用されることが多いです。

インプレッション課金制では広告がユーザーの画面に1,000回表示されること（1,000インプレッション）を単位として費用が発生します。クリックによる成果よりも「どれだけ多くの人に見られたか」を重視する場合に利用されます。まだ自社の存在を知らない潜在顧客層へのアプローチ（認知拡大）や、ブランドのイメージを浸透させたいブランディングに非常に適しています。

街頭広告

街頭広告の料金形態は、オンライン広告とは異なり、「期間と場所による買い切り型」が基本となります。これは、広告枠の希少性や効果が場所（立地）と期間に強く依存するためです。固定費を支払うことで、その期間中は競合他社の影響を受けずに広告枠を独占できます。これにより、ブランドイメージの確立や、地域住民への強力な認知度浸透といった、価格では測れない大きなブランディング効果を狙うことができます。街頭広告は、費用対効果をコンバージョン数で測るのではなく、「接触者数（リーチ）」と「ブランドへの影響力」という観点から評価される、マスメディア的な役割を持つ広告形態です

Web広告（リスティング・ディスプレイ）契約・配信までの流れ

Web広告は、デジタルアカウントの開設、システム審査、そして料金の入金という「デジタル契約」プロセスを経て、迅速にサービス利用が確定します。

step１　目標設定と戦略策定

このステップは、広告活動のすべての成果を左右する「設計図」を描く段階です。まず、貴社が達成したい最終的なゴール（例：顧客獲得単価（CPA）の上限、月間のリード獲得件数）を具体的な数値で確定します。この目標に基づき、使用する媒体（Google/Yahoo!など）と広告メニューを決定します。さらに、ターゲットユーザーが検索するであろうキーワードの選定、最も効果的な入札戦略（自動入札の選定など）、そして日別・月別の予算上限を緻密に設計します。この徹底した事前戦略により、費用対効果を明確に測定できる計画を共有した上でスタートいたします。

step２　広告アカウントの開設と初期設定

戦略に基づいて選定した媒体（プラットフォーム）に、貴社専用の広告アカウントを新規開設します。開設後、管理画面上でキャンペーン構造、ターゲットとする地域や年齢層の設定、予算の紐づけなど、初期設定を一通り完了させます。この段階で、各種タグ（コンバージョン測定タグなど）の設置サポートも行い、広告効果を正確に追跡できる環境を整えます。これにより、いつでも配信を開始できる、完璧に準備されたデジタル環境が構築されます。

step３　クリエイティブの制作とシステムへの入稿

配信に必要な入稿データを作成し、管理画面に登録します。このデータが、後の審査の対象となります。具体的には、リスティング広告であれば検索クエリに合わせた訴求力の高い広告コピーを、ディスプレイ広告であれば、多様な配信面に適合する複数のサイズとアスペクト比のバナーを制作します。これらのデータは、各媒体のファイル容量や形式といった仕様に厳密に適合している必要があり、ミスなく正確にシステムに入稿することで、審査プロセスへの移行準備が完了します。

step4　広告のシステム審査と承認

登録された広告データと遷移先のランディングページの内容に対し、媒体による迅速かつ厳格な審査が行われます。この審査では、広告文や画像が日本の法令（薬機法、景表法など）や、各媒体独自の広告掲載ポリシー（不適切な表現や虚偽広告の禁止）に違反していないかが、AIと担当者によって二重でチェックされます。この審査に通過し「承認済み」となることで、広告が「配信可能」な状態となり、法的なリスクを回避した健全な配信が保証されます。

step5　料金のご入金と契約の効力発生　
契約締結

審査通過後、広告費をクレジットカードまたは銀行振込にて前払いでご入金いただきます。Web広告は、このご入金によってアカウントに残高がチャージされ、その残高内で費用が消化されていく仕組みです。ご入金が確認され、アカウントに残高が反映された時点で、媒体のサービス利用規約が適用され、配信サービスに関する契約が確定し、いつでも広告配信が開始できる状態となります。また広告配信中でも気になる点がありましたらいつでもご連絡ください。今後も良いパートナーとしてなれるよう精進いたします。

街頭広告　契約・配信までの流れ

街頭広告：特定の「場所」と「期間」を独占的に使用する権利を確保するため、書面での厳密な手続きが中心となります。

step1　最適な場所（媒体枠）の選定

街頭広告の成否を分ける「場所の選定」を行う最も重要なステップです。ターゲット層の属性、時間帯ごとの人流、競合の広告状況などを詳細に調査し、最適な媒体枠（看板、デジタルビジョン、交通広告など）をリストアップします。この段階で、掲出場所の特性、希望期間、おおよその固定料金を把握し、広告戦略への適合性を多角的に検討します。これにより、最大限の効果が見込める場所を絞り込みます。

step2　媒体枠の空き確認と仮押さえ

選定した優良枠は競争率が高いため、迅速な行動が必要です。媒体社へ連絡を取り、選定した枠の最新の空き状況と詳細な固定料金を確認します。その後、広告物の制作期間などを考慮した上で、他社に取られないよう優先的に広告枠を仮押さえします。この仮押さえによって、優良な立地を一時的に確保し、契約手続きに進むための土台を築きます。

step3　正式な見積書の提示と条件の最終合意

仮押さえした場所と期間に基づき、媒体社から媒体料金、設置・撤去費用、管理費などを含めた正式な見積書が提示されます。お客様には、この総費用と契約期間について最終的なご確認をいただきます。この段階で、支払条件や特別な規定（例：天候による影響）についても明確にし、契約内容に関する一切の条件を確定します。

step4　発注手続きと契約書作成の準備

確定した合意内容に基づき、広告枠の確保を確定させるための発注書を作成し、お客様に署名・捺印をいただきます。この発注書の受領をもって、媒体社は正式に枠を確保します。並行して、媒体社が、広告枠の独占的使用権や、広告物の管理責任、料金支払いに関する事項を定めた契約書の作成を進め、最終的な契約締結に向けた準備を完了します。

step５　契約書の締結と料金支払い通知

作成された契約書（通常2部）に、お客様と媒体社の双方が署名・捺印を行うことで、正式に契約が締結されます。これにより、お客様は特定の場所と期間に対する広告枠の独占的な使用権を法的に確定します。契約締結後、請求書が発行され、定められた期日までに料金を支払うことで、次の「制作・設置」という実行段階へと移行します。

step6　広告物の制作と法的手続きの代行

契約が締結され、料金の支払いが確認された後、いよいよ広告物の制作が本格化します。看板やポスターの場合は、耐久性を考慮した印刷物の製造を行い、デジタルサイネージ（ディスプレイやタブレットなどの電子表示媒体を活用したもの）の場合は、放映時間に合わせた動画コンテンツの最終調整と納品データ化を行います。また、広告物の設置や放映に必要な屋外広告物条例など、地域ごとの複雑な行政許可申請を弊社が媒体社と連携して代行し、法令遵守を徹底します。

step7　設置工事の実施と掲出開始

契約開始日に向けて、媒体社による設置作業が行われます。大型看板の場合は、安全基準を満たした上での大掛かりな設置工事やメンテナンスを実施し、ポスターの場合は指定枠への貼り付け作業を行います。デジタルサイネージの場合は、納品されたデータの最終チェックと放映リストへの組み込みを行います。契約開始日の指定時刻をもって、広告は街中に登場し、不特定多数の通行人への訴求を開始します。

step8　インパクトの評価と検証レポートの提出

Web広告のようなクリック測定はできませんが、掲出後の効果を多角的に検証します。具体的には、掲出期間中のWebサイトへの指名検索数（企業名やブランド名での検索）の急増や変化、SNSでの言及回数（話題化の度合い）、および媒体社から提供される人流データを基に、広告の認知効果とインパクトを総合的に評価します。すべてのデータと検証結果をまとめたレポートをお客様に提出し、今後の広告戦略に活かせるようフィードバックを提供します。今後も良いパートナーとしてなれるよう精進いたします